お知らせ
2024/06/07
☆制震設計事務所のつぶやき – アーチ構造は地震に強い
人間は体重を2本の足で支える為に自然の原理を使っています。この自然の原理とは、アーチ状
が物を支えているものとして、いかに一番適しているかという事がいえます。
人間の自然の成り立ちにも実は活かされているのです。足は、体重を支えるのにアーチを持って
いたのでした。
足裏において知らなければいけないアーチが3つ。それは内側縦のアーチ(土踏まず)と外側縦
のアーチです。
3番目は自然に人間が立っている時、指はやや曲がってアーチを描いている、横のアーチに当た
ります。
これら縦横の“アーチ構造”は、地面に足が接地し荷重が加わった際に地面からの衝撃を吸収し、
足や足関節、さらには膝関節、腰などへの負担を軽減するクッションの役割をしています。
なぜ、トンネルは半円(アーチ構造)の形をしているのか、橋も半円(アーチ構造)の形になってい
るのでしょうか。
それはどの方向からの重みに対しても柔軟に対処でき、力を分散できるからです。
平らな橋は、一カ所に体重がかかると壊れ易くなってしまうのです。トンネルも長い年月、山の
重みを耐えうるにはアーチ型が一番適しているのです。
制震装置BOSHIN(ボウシン) 2基を向かい併せに設置することによって、半円 (アーチ構造)とな
り、建物の大地震による衝撃荷重を軽減する重要なクッションの役割を担っているのです。
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